Unity5.6でGoogleVR SDK v1.6を使って360度パノラマ動画表示の覚書

2017年6月22日 Unity, 仮想現実(VR)

360度 4K VR Camera で撮影した3Dの全天球映像を映像をスマートフォン用 VRヘッドセット、「VR ONE Plus」で見るためのiPhoneアプリを作ろうと思ったのですが、GoogleVRやUnityのバージョンが上がり以前と色々違って苦労したので、ハマったところを覚書です。

Unity5.6から、iOS とAndroid両方でネイティブの Google VR をサポートされたと聞いていたのですが、現在のバージョン5.6.1ではiOSはうまく動作しないみたいです。「virtual reality supported」をチェックし、Cardboardを追加、iPhoneに転送して見たのですが、中心が右にずれて表示されます。

いろいろ、調べて見たところ、パッチ 5.6.1p2でこの現象に対応しているとのことで早速これをダウンロード入れ直したところうまく表示されるようになりました。

ここまで、googleVR unity SDK を何パターンか入れて見たりUnityの設定を変えたりと、何が原因でできないのかわからず結構悩みました。 いろいろ調べたり、聞いたりして確認の方法なども教えてもらったんですが結局Unityのフォーラムでパッチの情報を教えていただきました。 ただ、そのメッセージにはパッチを当ててもiOSでのVRは動作不安定とのことでした。

GoogleVR SDK もv1.6でいろいろ内容が変わっているようでしたが、Demoをよく見ればなんとか動かすことができました。 今回3D映像はTop and Bottomのフォーマットになっており左右の映像が上下で収まっているので、右目、左目それぞれ一台ずつカメラを用意しそれぞれの映像を振り分けます。実機確認して問題なく映像を確認することができたのですが、悩んだのが注視ポインターの設定。

結果的には、左右どちらかの1つにポインターの設定を行えばいいだけでした。これで頭の動きだけで操作もできるアプリが作れそうです。