サーバーのphp情報を確認し必要に応じて変更する

サーバーからサーバーへサイト移行する際に、よくアップロードサイズ制限に引っかかりデータを復元できない時があります。 たいたい2Mくらいで制限がかかっており、サイトで記事や画像を投稿する場合には特に問題はないのですが、サイトのバックアップデータは10M以上になることもあります。大抵はPHPの設定を変更し制限の上限を一時的に上げ対応します。

まず、最初に現在のPHPの設定がどのようになっているかPHP情報を取得します。取得するためには「phpinfo.php」など適当な名前のPHPファイルを作成し、以下のスクリプトを1行記載し保存。わかりやすいようにサイトの一番上にFTPソフトでアップロードします。

<?php phpinfo();?>

ブラウザーでファイルにアクセスします。サイトの一番上にアップロードされていれば「http://サイト名/phphinfo.php」または「https://サイト名/phphinfo.php」にアクセスすると以下のような画面が表示されると思います。

「post_max_size」「upload_max_filesize」の値がアップロードに関する値なのでここの値を変更します。 方法は、サーバーの仕様によって設定方法が異なることがあるので、詳しくはお使いのサーバー仕様を確認してください。 よくある方法は、「PHP.ini」というファイルを作成し、以下の内容を記入し保存します。

post_max_size = 15M
upload_max_filesize = 15M

ここではそれぞれ、上限を15Mに設定してます。この15Mの値を必要に応じ変更してください。保存した「PHP.ini」をFTPソフトを使ってアップロードします。「PHP.ini」が置かれたところ以下に設定内容が反映されるので、これもサイトの一番上におきます。

先ほどの「phphinfo.php」をブラウザーでもう一度開き、値が変更されていることを確認します。変更されていいれば成功です。データの復元などの作業が済んだら、「phphinfo.php」「PHP.ini」共に必要ないので削除してください。